サマーリーグ (若手や新人が力試しする夏の公式リーグ戦) でオクラホマシティ・サンダー (OKC、直近優勝経験もある強豪) 傘下チームを破った一戦、スペイン出身の新人ポイントガード、セルヒオ・デ・ラレアの司令塔ぶりが現地で話題になっている。シュートはほぼ入らなかったのに、アシストを量産する異色のスタッツで盛り上がるスレ。
公開されたボックススコアでは、26分29秒の出場で14得点、フィールドゴール1/8 (成功率12.5%、8本打って1本しか決まらなかったという意味)、3ポイントは0/5、リバウンド9、アシスト14、ターンオーバー(ミスパス等の失点につながる凡ミス)3、スティール1、ブロック1、プラスマイナス(自分が出ている間にチームが何点勝ち越したかを示す数字)+13。チーム全体のアシスト26のうち14を1人で記録しており、シュートはほぼ不調だったのにパスで試合を作った内容だった。
デ・ラレアはスペインの育成リーグ出身で、現地のファンからは同じスペイン出身の元NBA選手リッキー・ルビオ (パス能力で一躍有名になったが、NBAでのシュート精度の低さが長年課題視されたポイントガード) と比較する声が出ている。あるコメントによれば、デ・ラレアはユーロリーグやスペイン国内リーグ (ACB) で50%・44%・48%・40%といったシュート成功率のシーズンを残しており、これはルビオが現役時代にユーロリーグで記録した最高値 (37%) を上回る数字だという。つまり欧州時代の実績だけで見れば、デ・ラレアの方がシュート面では上という見立てだ。
一方で「ルビオは(当時の評判からすると)期待外れだった」という意見と、「16歳時点の評価と比べれば期待外れだが、ドラフト時点の評価と比べれば全く違う」という反論も出ており、ルビオ自身の評価を巡る古い議論もこのスレで再燃していた。今回のサマーリーグでの数試合を経て、「今年のドラフト世代で最高のパサー、下手をすれば最高のプレーメーカーの一人」という評価も出ているが、同時に得点力の不安定さがNBAで通用するかは未知数という慎重な見方も添えられている。
巷の声
- 「ユーロリーグでのシュート成績を見る限り、デ・ラレアはルビオよりNBAで得点できる可能性が高いと思う」
- 「ルビオは評判倒れだったと言う人もいるよな」
- 「でもそれは16歳時点の期待値と比べた話で、ドラフト当時の評価と比べたら全然そんなことない」
- 「この数試合のスタメンPGぶりを見る限り、今年のドラフト世代で一番のパサー、下手したら一番のプレーメーカーかもしれない。ただしNBAで通用するかは得点力次第」
- 「「14得点」のところ、本当は『2得点、14アシスト』の言い間違いじゃないかって突っ込まれてて笑った」
用語・人名メモ
- セルヒオ・デ・ラレア — スペイン出身の新人ポイントガード。パスセンスに定評があり、今回のサマーリーグで司令塔ぶりを見せた選手
- サマーリーグ — シーズンオフに開催される若手・新人・契約先未定選手向けの公式実戦リーグ。実力の見極めの場になる
- リッキー・ルビオ — かつてNBAでプレーしたスペイン出身のポイントガード。パス能力の高さで知られる一方、シュート精度の低さが長年の課題だった
- フィールドゴール成功率 (FG%) — 打ったシュートのうち何本決まったかの割合。1/8で12.5%はかなり低い数字
- プラスマイナス (+/-) — その選手が出場している間にチームが何点勝ち越し(または負け越し)たかを示す数字。プラスが大きいほど出場中にチームが優勢だったことを表す
- OKC (オクラホマシティ・サンダー) — 今回サマーリーグで対戦した相手チームの本体。近年のNBAで屈指の強豪として知られる
欧州仕込みのパスセンスがNBAのスピードでも通用するか、シュート面の底上げとあわせて今後のサマーリーグでの試合が注目される。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)