かつてのオールスターガード、ヴィクター・オラディポが現地時間でラスベガスにて NBA 各球団のスカウト向けにワークアウト(実技テスト)を行い、その直後に感情を露わにした写真が拡散した。復帰を懸けた地味な挑戦だが、現地ファンの反応は温かい声と厳しい現実論が入り混じっている。
ヴィクター・オラディポはインディアナ・ペイサーズ時代の2017-18シーズンにブレイクし、オールスターおよびオールディフェンシブチーム(リーグ屈指のディフェンダーに贈られる年間表彰)にも選ばれた実力者。しかしその後、膝の手術やアキレス腱断裂など度重なる大怪我に見舞われ、キャリアはほぼ中断状態が続いている。現在は所属チームがなく、NBA復帰を目指してスカウト向けのワークアウトを重ねている段階だ。
写真は、そのワークアウト後に感極まった表情を見せたオラディポを写したもの。反応欄では「金のためだけじゃなく、本気でプレーを続けたがっているのが伝わる」という応援の声が多く上がった一方、「今の時代、彼のようなアンダーサイズなシューティングガードで、得点効率も守備力も落ちた選手を獲る球団はまずない」という厳しい見方も根強い。直近では下部リーグの Gリーグで打率(フィールドゴール成功率)4割を切ったとの指摘もあり、全盛期との落差を惜しむ声が目立つ。
「海外リーグでプレーすればいいのでは」という提案も出たが、「海外は気軽な草バスケの場ではない」「NBA と同等のレベルはユーロリーグなど一部のトップリーグに限られる」といった反論も相次ぎ、単純な代替先がないことも話題になった。オラディポが実際にどこかの球団と契約できるかは不透明だが、シーズン終盤に近づくチームがベテランの実戦経験目当てに声をかける可能性はゼロではない、という見立ても出ている。
巷の声
- 「本気で復帰したがってるのが伝わる。もう十分稼いでるのに、それでも挑戦する姿を応援したい」
- 「正直この時代に彼を獲る球団はもうないと思う。サイズも小さいし、守備も効率も全盛期とは別人だから」
- 「オールディフェンシブチームに選ばれた実績があるのは事実だけど、それはもう何度も手術を経る前の話。今の守備力とは切り離して考えるべき」
- 「海外でプレーすればという意見もあるけど、あっちも気軽な草バスケじゃないぞという反論も出てて、単純な逃げ道じゃないのがよくわかる」
- 「応援はしてるけど、これはっきり言ってもう一度契約金を稼ぐためのアピールだよね。それはそれで悪いことじゃないけど」
用語・人名メモ
- ヴィクター・オラディポ — 元オールスターのシューティングガード。2017-18シーズンにブレイクしたが、その後の度重なる大怪我でキャリアが停滞している
- オールディフェンシブチーム — そのシーズンで最も守備に優れた選手たちに与えられる年間表彰。攻撃面のオールスターとは別枠の栄誉
- Gリーグ — NBA傘下の下部育成リーグ。若手の成長やベテランの実戦復帰の場として使われる
- アキレス腱断裂 — ふくらはぎとかかとをつなぐ腱の断裂で、選手生命に関わる重傷とされる怪我のひとつ
- フィールドゴール成功率 — シュートを打った回数のうち何割決めたかを示す割合。バスケの得点効率を測る基本指標
故障続きのキャリアを歩んできたオラディポが、シーズン終盤に向けてどこかの球団から声がかかるか、現地の視線が注がれている。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)