元NBA選手アンソニー・モロウが、ケビン・デュラント(KD、当時オクラホマシティ・サンダー所属のスーパースター)が2016年にチームを離れた際のやり取りを明かし、往時を知る現地ファンが盛り上がっている。ニュースというより、伝説の一夜を懐かしむ小ネタ系のスレ。
アンソニー・モロウ(KDのOKC時代のチームメイトで、3ポイントの名手として知られたシューター)が、KDがOKCを離れてウォリアーズへ移籍を決めた当時の裏話を語った。モロウがKDに「お前の決断だ、大人としてちゃんと決めたんだろ。ただ成功してほしい」とメッセージを送ったところ、KDから「ありがとう」と返信が来た。電話を置いた瞬間、モロウは思わず「クソが」と本音を漏らしたという。表向きは祝福、内心は複雑という当時の空気がそのまま伝わるエピソードだ。
このエピソードが呼び起こしたのが、KD離脱後にラッセル・ウェストブルック(通称ラス、KDの相棋だった司令塔)がたった一人でチームを牽引した2016-17シーズンの記憶だ。ウェストブルックはこのシーズン、平均で得点・リバウンド・アシストがそれぞれ2桁に達する「トリプルダブル」を記録し続け、シーズンMVPを獲得した。当時はジェームズ・ハーデン(現地では得点力とプレーメイクで評価の高いガード)がMVPに値するという声もあったが、コメント欄では「20〜30年後に語り継がれるのはウェストブルックのシーズンの方だ」という声が目立つ。
反応の多くはウェストブルックの全盛期の身体能力への郷愁だった。「リムやバックボードに頭をぶつけそうになったことが何度もあった」「デリック・ローズ(かつて爆発的な運動能力で鳴らしたポイントガード)も似たタイプだったが、ウェストブルックにはもう一段上のパワーがあった」といった声が並び、KDの離脱という痛手が、結果的にウェストブルックというスター選手の伝説を作った側面が改めて語られている。
巷の声
- 「モロウはもっとマイクの前に出すべきだろ、この話し方うますぎる」
- 「めちゃくちゃいい語り口だった。ラスの武勇伝はポッドキャストじゃなかなか聞けないから貴重」
- 「ラスがあそこまでやったのは、KDが一番楽な形でリングを取りに行ったことへの意地だったんだよな。みんな薄々分かってたけど、本人の口から出た話として聞けてよかった」
- 「誰が何と言おうと2016-17のプライム・ラスはコート上で見た中でも屈指のエンタメだった。あのMVPは俺はずっと擁護する」
- 「当時中継を見始めたばかりだったけど、KDが抜けた後も毎晩一人でチームを勝たせにいく姿はまさに映画だった」
用語・人名メモ
- アンソニー・モロウ — 元NBA選手で、KDのOKC時代のチームメイト。3ポイントシュートの名手として知られた
- ケビン・デュラント(KD) — NBAを代表する得点力を持つスーパースター。2016年にオクラホマシティ・サンダーを離れ、当時最強だったウォリアーズへ移籍したことで大きな議論を呼んだ
- ラッセル・ウェストブルック — KDの元相棋で、爆発的な運動能力を武器にするポイントガード。KD離脱後の2016-17シーズンにMVPを獲得した
- トリプルダブル — 1試合で得点・リバウンド・アシストなど3部門が2桁に達すること。オールラウンドな活躍の指標とされる
- ジェームズ・ハーデン — 得点力とパスセンスに優れたガード。2016-17シーズンはMVP候補として最後までウェストブルックと争った
- デリック・ローズ — かつて爆発的な運動能力で鳴らした元MVPのポイントガード。ウェストブルックとの比較で引き合いに出される
モロウの発言をきっかけに、当時を知らない世代にもウェストブルックの伝説的シーズンが語り継がれていきそうだ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)