試合

サマーリーグの無名ガード、3Qでスリー4本目 開幕からの酷評を一蹴

現地報道

NBAサマーリーグ (新人・若手中心の夏の腕試し興行) のある一戦で、キートン・ワグラーという無名に近いガードが第3クオーターに入って火がついた。ステップバックからの3ポイントはこの試合4本目——数日前まで現地スレで「バスト (期待外れ) 濃厚」と切り捨てられていた選手の急変ぶりに、通好みのファンが沸いている。

サマーリーグは新人やロースター外れの選手が実力をアピールする夏の非公式興行で、成績は正式なシーズン記録には数えられない。裏を返せば数少ないサンプルで評価が過熱・暴落しやすい場でもある。この日のワグラーも序盤は硬さが目立ち、3ポイントはリングにも触れないエアボール、フリースローもあわや同様の失敗という入り方だった。

ところが第3クオーターに入ると別人のように吹っ切れた。この試合4本目となる3ポイントはステップバック (守備者から後ろに下がって間合いを作りながら放つシュート) からで、一瞬でディフェンスを外しての一撃。現地スレは「完全に覚醒した」と沸き立ち、序盤の不安視ムードは一変した。

この選手を巡っては、サマーリーグわずか1試合半の出来だけで早々に「バスト」認定する声が出ており、それに対する反発も大きかった。実際、サマーリーグの好成績がそのまま本シーズンの活躍に直結しない例は多く、過去にはジョシュ・セルビーやケビン・ノックス——いずれもサマーリーグでは一時スター候補のように騒がれながら、通常シーズンでは全く伸びなかった選手——が引き合いに出されるほど、この場の評価は割り引いて見るべきだという空気がある。一方で、対戦相手キングス (サクラメントのチーム) の守備、特に今夏のドラフトで全体45位指名を受けたエマニュエル・シャープのマークが効いていたという見方もあり、単純にワグラー個人の出来だけで語れる試合ではないという声も出ている。

巷の声

  • 「第3クオーターに入ってから完全に人が変わった」
  • 「序盤あんなに硬かったのに、ようやく吹っ切れてくれて一安心。3ポイントはエアボール、フリースローもあわや同じ有様だったから」
  • 「俺の推しだ!!! たった1試合半の出来でバスト扱いしてた奴らは何だったんだ」
  • 「サマーリーグの評価なんていつも大袈裟。あれで判断してたらジョシュ・セルビーもケビン・ノックスも殿堂入りコースだったわ」
  • 「守備というより単純にキングス側のマークが効いてただけじゃないか。45位指名のシャープが結構いい仕事してた」

用語・人名メモ

  • サマーリーグ — NBA公式戦とは別に夏に開催される新人・若手中心の腕試し興行。成績は正式記録に残らず、少ない試合数で評価が過熱しやすい
  • ステップバックスリー — 守備者から後ろに下がって距離を作りながら放つ3ポイントシュート。ディフェンスをかわす技術として近年主流になっている
  • ケビン・ノックス — かつてサマーリーグで注目された若手だが、本シーズンでは伸び悩んだ選手の代表例としてよく引き合いに出される
  • ジョシュ・セルビー — ケビン・ノックスと同様、サマーリーグの活躍が本シーズンに繋がらなかった選手として語り草になっている
  • エマニュエル・シャープ — 今夏のドラフトで全体45位指名を受けたルーキー。この試合では守備面の貢献が評価されている

本シーズンの実力を計るにはまだ早いが、少なくともこの1本で「早すぎる烙印」への反論材料は増えた。

巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)