マーベリックスがベテランセンターのドワイト・パウエルの復帰を決め、ロースターの人数が上限を超える見通しになったと米メディアが報じた。これに伴い、今夏ニックスからのオファーシートをマッチして引き留めたセンターのムサ・シセが放出される可能性があるという。
ムサ・シセは今夏、ニックスから提示されたオファーシートをマーベリックスがマッチしたことでダラス残留となった。オファーシートとは、制限付きフリーエージェントの選手に他球団が提示できる契約で、元の球団がその条件をマッチすれば選手を引き留められる制度。
そのマーベリックスがベテランセンターのドワイト・パウエルの復帰を決めたことで、ロースターの人数が上限を超える見通しとなった。枠を空けるためには誰かを放出する必要があり、候補としてはダニエル・ギャフォードのトレード観測のほか、ケイレブ・マーティンやマーカス・サッサーの名前も挙がっている。ただしマーティンは3500万ドル(約52億5000万円)の完全保証契約、サッサーも500万ドル(約7億5000万円)超のキャップヒットを抱えており、放出すれば球団の財務上は不利になる。
一方でシセは部分保証契約で、これまでに受け取った金額は110万ドル(約1億6500万円)にとどまる。残る100万ドル(約1億5000万円)は10月1日時点でロースターに入っていなければ発生しない仕組みという。なお、ニックスはオファーシートをマッチされたルール上、1年間はシセをトレードで獲得できず、獲得の道はシセがウェーバーにかかるかフリーエージェントになった場合に限られる。シセは昨シーズン、平均13.9分の出場で4.5得点5.7リバウンド1.2ブロックを記録した。
マーベリックスが実際に誰を放出してパウエルの枠を作るかは、まだ決まっていない。
用語・人名メモ
- オファーシート — 制限付きフリーエージェントの選手に他球団が提示できる契約で、元の球団が同条件でマッチすれば選手を引き留められる。
- 部分保証契約 — 契約金額の一部だけが選手への支払いを保証される契約形態。
- ウェーバー — 球団が契約を解除した選手を、他球団が定められた優先順位に基づいて獲得できる手続き。
- キャップヒット — ある選手の契約がチームのサラリーキャップ(年俸総額の上限制度)に占める金額のこと。
出典: Yahoo Sports