アキレス腱やACLの断裂から復帰した選手が次々とトップレベルで戻ってきたことを受け、r/nbaでは「キャリアを終わらせる大怪我はもう過去の話なのか」という議論が持ち上がった。結論は出ていないが、反例を挙げる声も多く、通好みの話題として盛り上がっている。
スレ主は2000年代後半〜2010年代前半にバスケを見て育ったファン。デリック・ローズとラジョン・ロンドはACL(膝の前十字靱帯)断裂で全盛期を失い、エルトン・ブランドも同様だったと振り返る。コービーはアキレス腱断裂でほぼキャリアが終わり、デマーカス・カズンズとジョン・ウォールもアキレス腱の後は別人のようになったという。
一方、今季はアキレス腱断裂から戻ったセルティックスのジェイソン・テイタムとペイサーズのタイリース・ハリバートンが、断裂前とほぼ変わらないように見えるとスレ主は言う。ブレイザーズのデイミアン・リラードはリムへの突進こそ減ったが、4試合で平均19得点4リバウンド4アシスト、TS(シュート効率の指標)57%と高水準。ACL断裂から戻ったマーベリックスのカイリー・アービングは5試合で21得点3リバウンド5アシスト、TS 67%だという。ウォリアーズのジミー・バトラーも数か月後に復帰予定で、スレ主は同じように戻れるのではと見ている。
これに対し、コメント欄ではクレイ・トンプソンの例が上位に並んだ。ACL断裂が2019年6月、アキレス腱断裂が2020年11月で、2つの大怪我が続いたことが全盛期を奪ったという指摘だ。復帰後のリハビリを十分にこなさなかったことが再断裂につながったと論じる声もあった。また、テイタムらはローズやウォールと違い身体能力だけに頼る選手ではないため、単純に比べられないという見方も出ている。
巷の声
- 「クレイの怪我が全盛期を終わらせたのは確か。怪我の前に彼がどんな選手だったかを書き換えている人が多いのが悲しい」
- 「クレイは大怪我が2度続いたのが致命的だった。ACLの後すぐにアキレス腱を切ったのだから、復帰はより難しい」
- 「テイタムもハリバートンもリラードも、身体能力だけで勝負する選手ではない。ローズやウォールは身体能力頼みだった」
- 「ヘイワードは脚の骨折後に消えてしまったし、チェットはADの次に怪我の多いビッグマンだと思う」
- 「手術技術に加え、理学療法やリハビリの進歩で、こうした怪我からの回復は楽になった。今後さらに良くなるはず」
結局、医療が進んだことと、身体能力頼みかどうかというスタイルの違いのどちらが効いているのかは、コメント欄でも決着がつかなかった。
用語・人名メモ
- アキレス腱断裂 — ふくらはぎとかかとをつなぐ腱が切れる大怪我。ジャンプや走る動きに直結するため、バスケ選手には特に重い。
- ACL(前十字靱帯) — 膝の中にある靱帯の一つ。断裂すると長期離脱になり、急な方向転換が多いバスケでは代表的な大怪我。
- クレイ・トンプソン — ヒートのガード。スレでは、ACLとアキレス腱の大怪我が続いた例として挙がった。
- ジミー・バトラー — ウォリアーズのフォワード。ACL断裂からの復帰が数か月後に予定されていると、スレ主が書いている。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)