2026年は選手の約15%が怪我で離脱中という投稿から、顎を骨折してもプレーした1980年代の選手と今を比べる議論が現地で広がっている。「昔は根性があった」論と「それは愚行だった」論がぶつかる、通好みの定番ネタだ。
発端は、今季のNBA選手の15%が怪我で離脱しているという投稿だ。タイトルでは、1980年代には顎の骨折を抱えたままプレーした選手がいたことが対比されている。コメントには、ジェラルド・ヘンダーソンが休めばボストンに切られると恐れて顎骨折の状態で出場したという話が挙がった。今の離脱者はクビの心配をする立場ではないだろう、という指摘もあった。
反応で目立ったのは、昔のやり方を美化しない声だ。顎を折ってまで出るのは愚かで、今はやらなくなって良かったという書き込みが複数あった。昔はネックブレースをつけてもプレーできるほどゲームが緩かったとの指摘もある。今ならロケッツのセンター、スティーブン・アダムズ(Steven Adams)のスクリーンで吹き飛ばされ、ペリカンズのフォワード、ザイオン・ウィリアムソンの突進に倒されるだろう、という見立てだ。
一方、今も無理をする例はあるという声もあった。ウィザーズのフォワード、アンソニー・デイビスは数年前のプレーオフで鼠径部を痛めながら出場を試みたが、途中でベンチに下がったという。別のコメントでは、ハリバートンがふくらはぎの不調を押してプレーし、アキレス腱の怪我につながったと主張された。鼻を折ってもフェイスマスクをつけて出る選手もいるという。
議論は「今の選手は軽い怪我で休みすぎなのか」にも及んだ。軽い不調を押してプレーしないことが怪我の多発を悪化させている面はある、という意見があった。これに対し、膝の処置を受けた選手や、足を再建したサンダーのガード、ジェイレン・ウィリアムズにも出ろと言うのか、という反論が出た。昔は厳しかったと言いたいだけの議論に見える、との指摘もあった。
巷の声
- 「ネックブレースでプレーできたのは、ゲームが今より緩かったからでもある。今ならスクリーン一発で倒される。」
- 「顎を折ってまで出るなんて愚かだった。今の選手がやらなくなって良かった。」
- 「レナードやデイビスは爪が欠けただけで休むかのように言う人がいるが、デイビスがプレーオフで無理して出ようとした話は知らなかった。」
- 「(皮肉)ジェイレン・ウィリアムズは、足首にビールでもかけて、柔弱でなければプレーすればいい。」
- 「顎骨折は馬鹿げているが、軽い不調でも出ない風潮が怪我の多発を悪化させている面は、確かにあるのでは。」
顎を折って出た逸話は今も語り草だが、それを手本とみるか反面教師とみるかで、現地の意見は割れたままだった。
用語・人名メモ
- フェイスマスク — 鼻や顔面の骨折をした選手が、顔を守るためにつけて出場する保護具。
- プレーオフ — レギュラーシーズン後に行われる勝ち抜き戦で、負ければそのチームのシーズンが終わる。
- スクリーン — 味方のために体を使って相手ディフェンダーの進路をふさぐプレー。
- ザイオン・ウィリアムソン — ペリカンズのフォワードで、26歳。力強い突進が持ち味として、コメントで例に挙がった。
- アンソニー・デイビス — ウィザーズのフォワードで、33歳。コメントでは、数年前のプレーオフで負傷を押して出場を試みた例として語られた。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)