移籍・契約

ヨキッチ、来夏に史上最高額契約へ 関係者「デンバー残留が濃厚」

現地報道

参考動画

ナゲッツのエース、ヨキッチが来夏に史上最高額となる契約にサインする可能性が報じられ、現地では残留の可能性そのものより「その巨額契約に見合う戦力を組めるのか」という編成論が盛り上がっている。

Yahoo SportsのO'Connor記者が、ナゲッツのヨキッチ(C、31歳)について「関係者は誰も彼がデンバーを去るとは予想していない」と伝えた。来夏には5年3億6000万ドル(約540億円)という、NBA史上最高額になる契約にサインできる見込みだという。O'Connorは「信じている。長年そして最近の情報筋も皆、ヨキッチがデンバーを去るとは思っていないと繰り返している」と述べつつ、「でも残留の意思に甘えてはいけない。全盛期をもう1年無駄にすべきではない」とナゲッツ側に戦力整備の必要性を強調した。仮に他球団に移った場合は4年2億6700万ドル、デンバー残留なら4年約2億7800万ドルの見込みで、所得税のない州のチームであればその差はさらに縮まりうるとも指摘している。

反応で一番盛り上がったのは金額そのものより、1人のスター選手にキャップの3割超を割く編成の是非だった。ある投稿はヨキッチがサラリーキャップの35%を占めることを問題視したが、別のユーザーは「他のベテランスターも同水準」と反論。そこにセカンドエプロン(贅沢税の上限をさらに超えたチームに課される制約)の話が絡み、掘り出し物のような安い契約を持っていないと厳しいとの見方が広がった。

具体例として名前が挙がったのがウォリアーズとバックスだ。あるユーザーは、直近の王朝だったウォリアーズはサラリーキャップが急増した年に乗じてケビン・デュラントを獲得できた特殊なケースだったとしつつ、今のナゲッツはむしろバックスと同じ軌道をたどっていると指摘し、別のユーザーもこれに同意した。一方で、キャップの何%を占めるかで見れば他のスーパースターと変わらないのだから状況は何も変わらない、という冷めた声もあった。

誰が35%を払う価値のある選手かという話では、ヨキッチのほかシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー)、ウェンバンヤマ、ルカ、ヤニス・アデトクンボ(ヒート)の名が挙がった。また、優勝1回で終わるのはもったいないという声には、かつてのダークも同じ境遇だったとの比較や、それでもヨキッチの方が上だとする反論も出ていた。

巷の声

  • 「信じている。長年そして最近の情報筋も皆、ヨキッチがデンバーを去るとは思っていないと繰り返している」
  • 「1人の選手にキャップを食われすぎていて、優勝を狙えるウィンドウはもう閉じていると思う」
  • 「セカンドエプロンの下でやっていくには、ルーキー契約みたいな掘り出し物の安い戦力がないと厳しい」
  • 「ウォリアーズの王朝はキャップが急増した年にKDを獲れた特殊なケース。今のナゲッツはむしろバックスと同じ道をたどっている気がする」
  • 「ヨキッチ級に35%払う価値がある選手なんて、彼とシェイ、ウェンバンヤマ、ルカ、ヤニスくらいしかいないでしょ」

デンバーがヨキッチの周りにどんな戦力を揃えられるかが、来夏の契約交渉の行方を左右しそうだ。

用語・人名メモ

  • O'Connor — Yahoo Sportsの記者。移籍や契約に関する情報を報じている
  • セカンドエプロン — チーム総年俸が贅沢税の上限をさらに超えると課される制約。超えるほどトレードや選手獲得の自由度が下がる
  • ヨキッチ — ナゲッツのセンター、31歳
  • シェイ・ギルジャス・アレクサンダー — サンダーのガード、28歳
  • ヤニス・アデトクンボ — ヒートのフォワード、31歳
  • 所得税のない州 — 州によっては個人所得税がなく、同じ契約額面でも手取りが増えるため契約交渉で有利に働くことがある

巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)