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チェンバレン、球団持分の口約束を反故にされトレード要求1965年の逸話

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r/nbaで、1965年にウィルト・チェンバレンが球団持分の口約束を反故にされ、トレードを求めたという歴史の小ネタが共有された。今のカワイ・レナードの件を連想させる話として、通好みの議論が静かに盛り上がっている。

投稿によると、1965年にチェンバレンはシクサーズ (フィラデルフィアのチーム) と再契約した。その際、チームに残れば引退後に持分の最大25%を渡すという口約束があったという。約束したのは筆頭オーナーのアイク・リッチマンで、チェンバレンの個人的な友人でもあった。当時のシクサーズは若く上り調子のチームで、ウォリアーズでの苦しいシーズンの後にチェンバレンをトレードで獲得していた。

書面でなく口約束だったのは、現役選手がチームの持分を持つことがリーグ規則で禁じられていたからだと投稿主は説明している。公式の契約は年10万ドル (約1500万円) で、ビル・ラッセルより1ドル少ない額だった。ところが同じ年にリッチマンが心臓発作で亡くなり、後を継いだアーヴ・コスロフは約束を守る意思がないことを明らかにした。チェンバレンはトレードを要求した。投稿主は、この経緯を報じられた後に本人が認めたとも書いている。

コメント欄では、これを今のサラリーキャップ回避と同じ話とみなすことへの異論が目立った。当時はサラリーキャップもフリーエージェント制度も無かったという指摘だ。ほかにも、デビッド・スターンがマイケル・ジョーダンにニックスと契約すればマディソン・スクエア・ガーデンのコンサルタント報酬を出すことを認めていたという主張や、ジョン・ウッデン率いるUCLAがビル・ウォルトンやカリーム・アブドゥル・ジャバーらに怪しい形で報酬を払っていたと言われるという指摘が出た。ジェームズ・ハーデン (ガード) とレナード (フォワード) の状況の合わせ技に見えるという感想もあった。

巷の声

  • 「当時の10万ドルは今の100万ドルくらい。ウィルトは実質かなり安く使われていた。リーグのほうが彼を必要としていたのに。」
  • 「バルマーを悪く言うけれど、当時はリーグ全体がサラリーキャップ回避を何十年も堂々とやっていた。キャップが無いという抜け道で。」
  • 「スターンは、ジョーダンがニックスと契約するならマディソン・スクエア・ガーデンでコンサルタント報酬を払うことを承認していた。」
  • 「アダム・シルバーがこれを読んでクリッパーズの調査をやめ、こちらの調査を始める。マジック・ジョンソンに罰金100万ドル (約1億5000万円)。」
  • 「NBAのどんな疑問も、答えは結局いつも「ウィルト」。」

60年前に反故にされた口約束が、今の契約をめぐる議論の引き合いに出されるのだから、NBAの疑問の答えが何でもウィルトになるという冗談も、あながち外れていない。

用語・人名メモ

  • サラリーキャップ — チームが選手に払える年俸総額の上限。コメントでは、チェンバレンの時代にはこの制度自体が無かったと指摘されている。
  • フリーエージェント (FA) — 契約が切れて、どのチームとでも自由に契約できる選手の立場。コメントでは、当時はこの制度が無かったと指摘されている。
  • ビル・ラッセル — 投稿によると、チェンバレンの公式契約年俸10万ドルは、ラッセルより1ドル低い額だった。
  • シクサーズ — フィラデルフィアを本拠地とするチーム。記事の舞台となった、チェンバレンが再契約した球団。

巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)