NBA記者マーク・スタイン氏 (移籍・契約情報の速報で知られるベテラン記者) が投稿した「76ersは2001年からファイナルに行っていない一方、レブロン・ジェームズは2003年のデビュー以降10回もファイナルに出ている」という統計に、フィラデルフィア・76ersのファンを中心に現地掲示板で総ツッコミが入っている。ニュース性のある一報というより、皮肉の効いた小ネタへの反応祭りの体。
76ers (フィラデルフィアを本拠地とする東部の強豪候補チーム。エース級センターのジョエル・エンビードを擁する) は近年ケガによる離脱が多く、実力に見合った成績を残せていないと言われ続けているチーム。スタイン氏の投稿は、そんな76ersの「ファイナルからの遠さ」を、キャリア23年目にして10回もファイナルを経験しているレブロン・ジェームズ (マイアミ・ヒートやレイカーズなどで4度優勝しているリーグ屈指のスター) と並べることで際立たせた形になる。
この投稿に対する現地ファンの反応は、統計そのものへの突っ込みが中心。実は76ersは2001年以来、優勝を争う「ファイナル」どころか、その手前の「カンファレンスファイナル (東西それぞれの決勝、ここを勝てばファイナル進出)」にすら一度も進めていない。つまりスタイン氏の統計は実態よりむしろ甘い基準で書かれているというのがファンの指摘の要点で、「ファイナルの話じゃなくてカンファレンスファイナルの話をしてるんだ」という声が相次いだ。
比較対象として名前が挙がったのがカール・アンソニー・タウンズ (KAT、ミネソタで長年主力を務めたセンター、現在はニックス所属)。KATだけで個人として3度もカンファレンスファイナルを経験しており、それだけでチームとしての76ersの成績を上回っているという皮肉も飛んだ。さらに一部のファンは、エンビードら現有メンバーを2013年のブルックリン・ネッツ (ケビン・ガーネットやポール・ピアースら実力者を寄せ集めながら故障と歯車の噛み合わなさで早々に失速したチーム) になぞらえ、期待値と結果のギャップをからかう声も見られた。
巷の声
- 「ファイナル?兄弟、あいつら2001年以来カンファレンスファイナルにも行ってないぞ(笑)」
- 「KATが個人でこれまで経験したカンファレンスファイナルの回数、もう76ersのチーム記録を超えてるんだが」
- 「ファイナルの話をしてるんだよ、ファイナル。2回戦の話じゃない」
- 「スタインさんの鋭い取材、恐れ入ります(皮肉)」
- 「これもう2013年のビッグ3ネッツ2.0じゃん」
用語・人名メモ
- マーク・スタイン — 移籍・契約情報の速報で知られるベテランNBA記者
- 76ers — フィラデルフィアを本拠地とする東部の強豪候補。エースのエンビードが故障がちで、実力を出し切れていないと言われ続けているチーム
- レブロン・ジェームズ — ヒートやレイカーズなどで4度優勝しているリーグ屈指のスター選手
- カンファレンスファイナル — 東西それぞれのプレーオフ決勝。ここを勝ち抜いた東西1チームずつがファイナル (優勝決定戦) に進む
- KAT (カール・アンソニー・タウンズ) — ミネソタで長年主力を務め、現在はニックス所属のセンター。個人で3度カンファレンスファイナルを経験している
- 2013年のネッツ — 実力者を寄せ集めながら故障と不調で早々に失速した「期待外れの豪華メンバー」の代名詞的チーム
故障離脱が続くエンビードたちが今シーズンこそカンファレンスファイナルの壁を越えられるか、まずはそこが現地ファンの最大の関心事になっている。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)