米メディア Bleacher Report(大手スポーツサイト)が「今最も過大評価されている選手」ランキングを出したところ、現地ファンの間で賛否が噴出している。ニュースというより、シーズンオフの定番ネタ的な盛り上がり方。
Bleacher Report が発表した「過大評価ランキング」企画に対し、Reddit の r/nba では選出された選手やその根拠を巡って議論が起きている。この手のランキングは毎年恒例で、選ばれること自体が「注目されている証拠」でもあるため、選ばれた選手のファンからは不満、そうでない選手のファンからは「なぜ入っていない」という声が両方出るのが定番の構図になっている。
目立つのは、MVP(シーズン最優秀選手賞)級の選手ほど評価が両極端になりやすいという指摘。ルカ・ドンチッチ(レイカーズの司令塔、圧倒的なオフェンス力で知られる一方、守備の評価は割れる)、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダーのエースガード、ファウルを引き出すのがうまく賛否両論)、ビクター・ウェンバンヤマ(スパーズの規格外の長身センター)、ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツのセンター、複数回 MVP)といった面々は、「歴代最強」か「欠点だらけ」かのどちらかでしか語られず、中間の評価がほぼ存在しないという不満がコメント欄に並んだ。
もう一つの論点は「過大評価(overrated)」と「もらいすぎ(overpaid)」の混同。アルペレン・シェングン(ロケッツの若手センター)の契約が例に挙がり、5 年 1 億 8500 万ドル(約 278 億円、1 ドル=150 円換算)——ビッグマンの水準としては割高感の少ない、むしろ割安寄りの契約——なのに「過大評価」枠に入れられたことに、そもそもランキングの基準がずれているのではという声が出ている。パオロ・バンケロ(マジックのエース)についても、ここ 1 年安定して活躍している選手をなぜ過大評価扱いするのか、と選出の妥当性そのものを疑うコメントもあった。
巷の声
- 「MVP候補は避けて、みんな意見が割れてる選手ばかり選ぶランキングか。臆病だな」
- 「NBAの試合って結局“食わせ者”同士の対決だよな。負ければインチキ確定、勝ってもインチキ相手に勝っただけで何も証明されない、って有名なツイートを思い出した」
- 「ディアロン・フォックス(快足で知られるガード)の悪口を言う人なんて見たことないのに、あえて言うぞ。あいつはもらいすぎだ」
- 「これ過大評価ランキングっていうより、単に高額契約ランキングだろ」
- 「アンソニー・デイビスやザイオン・ウィリアムソンを過大評価してる人なんて実在するのか? 過大評価の意味わかって使ってるか怪しい」
用語・人名メモ
- Bleacher Report — 米国の大手スポーツメディア。ランキングや特集企画のコンテンツで知られる
- MVP — シーズン最優秀選手賞。リーグを代表する数人が毎年候補に挙がる
- ルカ・ドンチッチ — レイカーズの司令塔。圧倒的な得点力・パス能力を持つ一方、守備面の評価は割れがち
- シェイ・ギルジャス・アレクサンダー — サンダーのエースガード。得点力に加えファウルを誘発する巧さでも知られる
- ビクター・ウェンバンヤマ — スパーズの規格外の長身センター。攻守両面で歴代級とも評される新世代スター
- アルペレン・シェングン — ロケッツの若手センター。パスセンスに優れ、契約規模の割に評価が高い
この手の「過大評価/過小評価」論争はシーズンが近づくほど活発になりやすく、開幕前の恒例行事として今後も似たランキングは出てくるはず。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)