サラリーキャップ回避問題でNBAから重い処分を受けたクリッパーズが、2026-27シーズンのプレーオフ進出を目指している。Yahoo Sportsが伝えた。バスケットボール運営はトレント・レッデンGMが担っている。
Yahoo Sportsによると、クリッパーズは処分の影響からまだ立ち直りの初期段階にある。複数の幹部が長期の職務停止となり、リーグ各球団の代表が集まる理事会(Board of Governors)にも代表を送れなかった。それでもプレーオフ進出の意欲は消えていないという。
ブリーチャー・レポートのジェイク・フィッシャーによると、クリッパーズは暫定ガバナー(理事会に出る球団の代表)を決める手続きをまず進め、その後にレッデンGMがバスケ運営を率く体制を正式に公表する見通しだ。レナードを巡るトレードでは、レッデンGMがラプターズと再び電話で話し、当初の構成どおりに進めることで両者が合意したという。クリッパーズはオールスター経験者のブランドン・イングラムを迎える。Yahoo Sportsは、レッデンGMを職務に就ける立場では最も上位の幹部とみている。
クリッパーズが失ったものとして、Yahoo Sportsはレナード、3000万ドル(45億円)、1巡目指名権5つを挙げた。それでも球団は、ダリアス・ガーランド、八村塁、ブルック・ロペス、ブラッドリー・ビールの顔ぶれでプレーオフを狙えるとみているという。ヘッドコーチは引き続きタイロン・ルーが務める。イングラムは29歳で、昨季は77試合に出場し、平均21.5得点、5.6リバウンド、3.7アシスト、0.8スティール、0.7ブロック、フィールドゴール成功率47.7%だった。
クリッパーズは暫定ガバナーを決める手続きを進めている最中で、フロントの業務分担も固まっていない。
用語・人名メモ
- サラリーキャップ — 各球団の選手年俸の総額に設けられた上限で、これを回避したことが今回の処分の理由とされる。
- 理事会 (Board of Governors) — NBAの各球団の代表(ガバナー)が集まり、リーグの重要事項を決める会議で、今回は四半期ごとの会合だった。
- GM (ゼネラルマネージャー) — 選手の獲得や放出など、チームの編成を担う幹部のこと。
- 1巡目指名権 — 新人選手を選ぶドラフトで、各球団が持つ1巡目の指名の権利で、トレードの材料として使われる。
出典: Yahoo Sports