参考動画
キャバリアーズのドノバン・ミッチェルが、同僚ジェームズ・ハーデンの評価について異論を唱えた。現地ファンの間ではハーデンの勝負弱さを巡る議論に火がつき、通好みの大論争になっている。
ミッチェルは、ハーデンがレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラントと同じ域で語られない最大の理由は、優勝を巡る議論だと思うと発言した。そこから、世間に流れる多くのナラティブ (語られ方) がいかに的外れかが分かる、とも述べている。ハーデンはキャバリアーズのガードで、現在37歳。ミッチェルにとっては同じチームの先輩にあたる。
これに対し、r/nbaでは反論が目立った。ハーデンは2012年のファイナルの頃から大一番で崩れてきたという指摘がある一方、同年にサンダーがファイナルへ進めたのは、スパーズとのウェスタン・カンファレンス・ファイナルでのハーデンの活躍があったからだと擁護するファンもいる。ただ、それは10年以上前の1シリーズで、当時は3番手の存在だったという再反論も出た。
運の話も絡む。2017年のスパーズ戦では、カワイが第5戦に足首を捻挫して第4クォーターと延長、続く第6戦を欠場したが、ロケッツはその2試合とも落とした、と挙げるファンがいる。2018年のウォリアーズ戦では、3勝2敗とリードした後にポールが負傷したため、勝って優勝していればヤニス・アデトクンボ (ヒートのフォワード) に並ぶ経歴になっていたはず、という仮定の話も出ている。
一方で、偉人も怪我や不運で涙をのんできたという声もある。レブロンの2014-15年やカリーの2018-19年が例に挙がり、差がつくのは、勝負所で結果を出して不運を跳ね返せるかどうかだ、という見方だ。
巷の声
- 「レブロンもカリーも不運に泣いた年はある。偉人かどうかは、勝負どころで何度結果を出して不運を乗り越えたかで決まる。ハーデンの場合は不運だけでなく、本人の不発も多かった。」
- 「ハーデンは2012年のファイナルの頃から、大一番で崩れてきた。」
- 「2012年にサンダーがファイナルへ行けたのはハーデンのおかげ、と言うが、それは10年以上前の1シリーズで、当時は3番手。その年のファイナルでどうだったのか。ハーデン信者は本当にたちが悪い。」
- 「2017年のスパーズ戦ではカワイが第5戦の途中で足首を痛め、第6戦も欠場した。それでもロケッツは2試合とも落とした。チャンスを生かせなかっただけで、運に恵まれた面もあった。」
ハーデンの勝負弱さは不運か実力かという線引きは、同僚の擁護でも決着せず、議論は平行線のままだった。
用語・人名メモ
- ナラティブ — 選手やチームについて世間に定着した「語られ方」や物語のこと。実績の数字より印象が先行することがある。
- WCF (ウェスタン・カンファレンス・ファイナル) — NBAの西地区のプレーオフ決勝。勝ち上がったチームが、東地区の覇者と優勝を争うファイナルに進む。
- ドノバン・ミッチェル — キャバリアーズのガード。今回はチームメイトのハーデンを擁護する発言をした。
- ジェームズ・ハーデン — キャバリアーズのガードで37歳。勝負どころでの評価を巡って、ファンの間で議論が絶えない選手。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)