2014-15シーズンのホークスが75試合連続で誰もが30点を取らずに過ごした珍記録について、NBAファンの間で改めて議論が沸き起こっている。複数チームとの対戦でボール回しオフェンスの限界が浮き彫りになったことが焦点だ。
話題の記録の詳細は以下の通り。11月14日から正季終了までホークスは56勝19敗。この間、チーム内で30点に達した選手は誰もいなかった。シーズン全体でもポール・ミルサップがチーム最多の16.7点で、他の選手は誰も17点平均に至らなかった。この『球を回すオフェンス』でホークスは東カンファレンスの1シードを獲得。19連勝を含むこの区間での成功ぶりは顕著で、12月から1月にかけては31勝2敗という圧倒的な成績も記録している。
ホークスの戦術設計を主導したコーチ・ブッデンホルザーは、スパーツが築いたボール回し中心のシステムの導入を試みていた。ただしスパーツにはティム・ダンカンとトニー・パーカーがいたのに対し、ホークスはミルサップとジェフ・ティーグでの実装。人員面での本質的な差が、システムの実行に影響を与えた可能性がある。
正季の高い成績とは裏腹に、プレイオフでは限界が露呈した。ホークスは東カンファレンスファイナルに進出したものの、レブロン・ジェームズのキャバリアーズに完全試合で敗北。ファンからは「複数チームが相手の動きを『読んだ』時、個の力で得点できるスター選手がいない」という指摘や、「ブッデンホルザーの保守的で予測可能な試合プランが、正季では機能するがプレイオフの変化への対応力が不足していた」という分析が出ている。
巷の声
- 「スパーツのシステムを導入しようとしたが、ダンカンやパーカーのような圧倒的なプレーメーカーを欠いていた。人員レベルが根本的に異なっていた。」
- 「正季では『誰もが等しく得点する』という形が有効だったが、プレイオフで敵チームの対策が複雑化すると、その中から『ゲームを支配する個の力』が必要になる。」
- 「ブッデンホルザーのコーチングは正季の効率と安定性では優秀だが、局面がコロコロ変わるプレイオフでは、より柔軟で主体的な指示が求められる。」
- 「スパーツはダンカン、パーカー、マヌ・ジノビリが必要に応じてシステムの枠を『超えて』ゲームを支配できた。その能力を欠いていた。」
高い成績を上げながらも、プレイオフでの『個の力と集団戦術のバランス』の課題は、その後のリーグの戦術進化にも影響を与えることになる。
用語・人名メモ
- アトランタ・ホークス — ジョージア州アトランタを本拠地とするチーム。2014-15シーズンは東カンファレンスの1シードを獲得した。
- 東カンファレンスファイナル — プレイオフの準決勝。東カンファレンスの優勝チームを決めるシリーズ。
- ボール・モーション・オフェンス — 複数の選手でボールを動かしてセットプレーから得点を作るシステム。スタープレーヤーへの依存を減らす戦術。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)