参考動画
リーグの裁定を受けたクリッパーズの将来を論じたThe Athleticの記事が、r/nbaで議論を呼んでいる。辛口の見立てに、楽観派と皮肉が入り混じる通好みの盛り上がりだ。
記事でマレーは、クリッパーズにはもう将来の殿堂入りが見込める選手がコートにいないと指摘した。ガーランド (クリッパーズのガード) とイングラムが中心のチームは、2020年代のクリッパーズで最も天井が低いという見立てだ。さらに二人とも故障が多く、過去5年の平均欠場はガーランドが19試合、イングラムが30試合と記されている。
記事の論点は選手層だけではない。守備コーディネーターのジェフ・バンガンディは、守備が安定しないスターを抱えてやりくりする必要がある。ズバッツ (現在はペイサーズのセンター) のように30分任せられる中心のセンターもいない。フロントでも、フランクは今後組織を率い続けられない見通しだという。クリッパーズは今後5年間、リーグのコンプライアンス・モニタリング・プログラムの対象となる。代わってレッデン (GM) とヒューズ (シニア・バイスプレジデント兼アシスタントGM) が引っ張ることになる。記事は、地元やその外での評判を立て直すために、責任を認めてファンに謝罪することも一歩だと促している。
スレでは、この悲観論に反発する声も目立つ。イングラムは昨季ほぼ通して健康で、ラプターズがあの順位に入れた大きな理由だったと擁護するファンがいる。ハーデンとの交換でガーランドを獲ったのは悪い動きではなく、故障不安は過剰でオールスターになっても驚かないという見方もある。想定ロスターを並べる投稿もあり、先発にガーランド、ダン、イングラムらを置き、ベンチに19歳のワグラー、ストラス、ミラー、八村塁 (フォワード)、ジャクソンを挙げていた。一方で、賢いならOKCのようにキャップスペースを使い、悪い契約と引き換えに指名権を集めるチームになるべきだという声もあった。
巷の声
- 「イングラムは昨季ずっと健康で、ラプターズがあの順位に入れた大きな理由だった。上限は低いが下限は高いタイプで、健康ならクリッパーズもそう悪くならないはず。」
- 「八村やストラスらは次の契約に向けて証明したいものがあるし、悪くないロールプレーヤーだ。ルーHCも良いコーチで、予想よりましなチームになると思う。」
- 「今まで不正をしていたわけだから、超えるべきハードルは低いよね (笑)。」
- 「皮肉なことに、クリッパーズの歴史の大半と比べれば、才能は平均をだいぶ上回っている。」
- 「賢いならOKCのように、キャップスペースを使って悪い契約と引き換えに指名権を集めるチームに変わるべきだ。」
監視下のフロントで、フランク不在の間をレッデンとヒューズがどう組み立てるかが、この低い天井を動かせるかの分かれ目になる。
用語・人名メモ
- コンプライアンス・モニタリング・プログラム — リーグがルール違反を裁定したチームに課す監視の仕組み。記事によればクリッパーズは今後5年間その対象になる。
- 指名権 (ドラフトピック) — 新人選手を指名できる権利。トレードでは選手と同じように交換材料にもなる。
- キャップスペース — チームの総年俸が上限まで空いている余裕のこと。他チームの高額契約を引き受け、見返りに指名権をもらう手法に使われる。
- ズバッツ — 現在はペイサーズのセンター (29歳)。記事はクリッパーズにこのような30分任せられるセンターがいないと指摘した。
- ティロン・ルー — クリッパーズのヘッドコーチ。スレでは良いコーチだと評価する声が出ていた。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)