個人賞の対象になるには65試合の出場が必要とするルールをめぐり、現地ファンの間で賛否の議論が続いている。何かが起きたわけではなく、通好みの制度談義だ。
議論の出発点は、このルールが主力の「休養」を減らしたのか、それとも故障明けの選手を急いで戻して大きな怪我につなげているのか、という問いだ。ロードマネジメントとは、シーズン中に主力を計画的に休ませることを指す。コメントに引用された懸念は、オールNBA(年間のベスト選手選出)の投票や契約、出来高を意識して復帰を急ぐ選手が出ている、というものだった。
これに対し、そうした選手は思い当たらないと反論するコメントが目立つ。あるファンは、65試合に届かせるために故障を悪化させたのは、ガードのタイリース・ハリバートンくらいではないかと書いた。ただし本人も、アキレス腱の前の太ももの故障だったはずと、記憶があいまいなことを認めている。同じコメントには、怪我の多くはオールスター休みの前に起きるので、ルールが怪我を増やすとは考えにくいという指摘もある。82試合のうち17試合は休めるので、連戦の休養には十分だという。
賛成派の根拠は、観客の立場だ。高いチケットを買って会場に向かう途中で主力の欠場を知るのは避けたいという声が上位に来た。ホッケーファンを名乗る人は、良い席に大金を払って主力が休養で欠場したら激怒すると書き、プロなら日程をこなせるはずだと述べた。
一方、ルールの作りに注文をつける意見も多い。20試合欠場しても、出場すれば平均38分ほど出る選手を罰するのはおかしいとして、試合数ではなく出場時間で数えるべきだという案が出た。別のコメントも同じく総出場時間での判定を求めている。ほかに、65試合を60試合に緩めるべきだという声や、根本原因に手をつけず症状に対処しているだけだという批判もあった。
巷の声
- 「ファンは高いチケット代を払っている。会場へ向かう途中で推しの欠場を知る事態は、結局ビジネスとして許されない。」
- 「怪我を押して復帰する選手が増えたと言うが、パッと思い浮かぶ例がない。悪化させたのはハリバートンくらいでは。怪我はオールスター前に多いし、17試合あれば連戦の休みには十分だ。」
- 「ホッケーファンから見ると、NBAの休養は冗談に見える。良い席に大金を払って主力が休んだら激怒する。プロなら日程をこなすべきだ。」
- 「65試合か、一定の出場時間か、どちらかを満たせばいい形にしてほしい。20試合休んでも復帰後に38分ほど出る選手が損をするのはおかしい。」
- 「結局は症状に対処しているだけで、原因には手をつけていない。」
議論の核心は、65試合という数字の是非よりも、何を「出た」と数えるかを試合数にするか出場時間にするかという点に移っている。
用語・人名メモ
- 65試合ルール — オールNBAなどの個人賞の対象になるには、シーズンで65試合以上に出場する必要があるという制度。
- ロードマネジメント — 故障予防や疲労回復のため、健康な主力をあえて試合から休ませること。観客やテレビ視聴者から不満が出やすい。
- オール NBA — シーズンの活躍で選ばれるベストチーム。選出は名誉であるだけでなく、契約や出来高にも関わると材料のコメントで触れられている。
- オールスター休み (ASB) — シーズン途中、オールスターに合わせて設けられる休みの期間。コメントでは、怪我の多くはこの前に起きるとされていた。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)