NBA 歴史上、怪我によってキャリアが台無しにされた選手たちについて、現地ファンの間で『オールタイムチーム』を作る議論が盛り上がっている。何度も登場するチーム名は、ポートランド・トレイルブレイザーズ。その負い続けた宿命の重さを物語っている。
『怪我でキャリアを台無しにされた選手で最高のチームを作ったら』という投げかけに対し、ファンたちから上がった答えは一つ。『ポートランド全体がその答え』『スターティングファイブすら作れる』という悲鳴にも似た声だ。コメント欄では『4 つのセンターでスターティングファイブが成立してしまう』と、ブラックジョークまで交わされている。
具体的には、ブランドン・ロイ(2006 年ドラフト 1 位のガード)、グレッグ・オーデン(2007 年ドラフト 1 位のセンター)、ビル・ウォルトン(1970 年代のセンター、1978 年 MVP)、サム・ボウイ(1984 年ドラフト 2 位)、アルヴィダス・サボニス(ソビエト連邦出身の大物センター)ら、複数の有望株が挙げられた。オーデンについては『本当に有望だった。完全に台無しにされた』という悔恨が、ウォルトンについては『MVP クラスなのに怪我の話ばかり』という歯がゆさが滲む。
興味深いのは、サム・ボウイが 1984 年ドラフトで 2 位指名されたという歴史。その 3 位に続く位置からは、後に NBA の greatest of all time となるマイケル・ジョーダンが指名された。また、サボニスについては『ドラフト指名は 1986 年だが、実際に NBA に来たのは 1995 年。その時点で既に 31 歳で、期待通りの活躍は叶わなかった』という特殊な背景がある。
巷の声
- 「ポートランドというチーム自体がこの議論の答え。」
- 「グレッグ・オーデンは本当に可哀想だった。あの才能があれば歴史が変わっていた。」
- 「ビル・ウォルトンは MVP 級なのに、怪我ばかり話題になるのは不公平。」
- 「4 つのセンターでスターティングファイブが成立するというのが、ポートランドの悲劇を象徴している。」
用語・人名メモ
- ポートランド・トレイルブレイザーズ — 太平洋岸北西部のチーム。1970 年代にはチャンピオンを獲得したが、その後スター選手の怪我に何度も悩まされている。
- ブランドン・ロイ — 2006 年ドラフト 1 位のポートランド・ガード。2000 年代後半の有望株だったが、膝の怪我で 2012 年に 28 歳で引退。
- グレッグ・オーデン — 2007 年ドラフト 1 位のポートランド・センター。並外れた身体能力を持っていたが、足や膝の故障が相次ぎ、活躍機会が限定的だった。
- ビル・ウォルトン — 1970 年代のポートランド・センター。1978 年 MVP を獲得した大物だが、脊椎の怪我で本領を発揮できず。
- サム・ボウイ — 1984 年ドラフト 2 位でポートランドに指名。膝の怪我で本来の実力を発揮できず。同年 3 位はマイケル・ジョーダン。
- アルヴィダス・サボニス — ソビエト連邦出身の大物センター。1986 年にポートランドがドラフト指名したが、実際に NBA に来たのは 1995 年で高齢での入団となった。
怪我は一選手の宿命ではなく、時にはチーム全体に降りかかる運命となる。ポートランドの『もしも』の重さは、NBA 史上類を見ない。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)