参考動画
r/nbaで、2005年のプレーオフでナッシュがマーベリックスを相手に見せた3試合の猛攻を振り返るスレが立った。往年の名シリーズを懐かしむ通好みの思い出話に、ナッシュの評価をめぐる議論が重なって盛り上がっている。
スレ主によると、きっかけは最近見かけた、ナッシュは歴代ポイントガードの上位ではなく、ウェストブルックより下だという論評だ。スレタイトルでは、キューバンがサンズの5年総額6500万ドル (約97億5000万円) のオファーに同額を出さず、ナッシュはサンズへ移った。そのナッシュが2005年のプレーオフでマーベリックス (ダラスのチーム) と当たり、6試合で退けた、という経緯が語られている。シリーズ全体の平均は30得点7リバウンド12アシスト、シュート成功率はFG 55%・3ポイント42%・フリースロー96%だったという。
スレ主が特に推すのが最後の3試合だ。1勝2敗とリードされたあと、マーベリックスがナッシュに得点させる作戦へ切り替えたが、その3試合でナッシュは平均40得点9リバウンド10アシストを記録した。成功率は60/58/100 (FG・3ポイント・フリースローの順)。コメントには試合ごとの数字も並び、第4戦は48得点、第5戦は34得点13リバウンド12アシスト、第6戦は39得点9リバウンド12アシストだった。スレ主はこれをプレーオフ史上最高の3試合級と位置づけ、比較できるのは1992年にマイケル・ジョーダンが第8シードのヒート相手に残した平均45得点10リバウンド7アシストくらいだと書いている。
ただしコメント欄はナッシュ礼賛一色ではない。ナッシュを軽んじる意見など真剣には誰も持っておらず、ごく少数の逆張りを相手にした藁人形論法だと切り捨てる声が上位に来た。一方でキューバンの判断を擁護する声もある。ナッシュはダラス時代最後のシリーズ (キングス戦) が散々で、当時すでに30歳だったから、その後あれほど長くピークが続くとは読めなかったという指摘だ。ほかにも、サンズがスパーズ戦でホリーにナッシュを突き飛ばされて主力2人が出場停止になり、優勝のチャンスを失ったと嘆く声や、ダークとナッシュの得点を足すと1シリーズで56.8点になると数字で盛り上がる声が見られた。
巷の声
- 「ナッシュを軽く見る意見なんて真面目に信じている人はいない。ごく少数の逆張りを持ち出して、ナッシュは偉大だったと言う必要はない。」
- 「キューバンの名誉のために言っておくと、ほぼ同じ額をあの素晴らしいエリック・ダンピアに使っている (皮肉)。」
- 「ナッシュが30.3点、ダークが26.5点で合計56.8点。元チームメイト同士が同じシリーズでこれだけ取った例って、歴代1位じゃないのか。」
- 「ホリーがナッシュをスコアラーズテーブルに突き飛ばした件で、サンズの主力2人が出場停止になったのは納得がいかない。ナッシュの一番の優勝のチャンスが消えた。」
- 「マーベリックスはナッシュなしで優勝したんだから、結果的にはうまくいったんでしょ。」
キューバンの判断が正しかったかどうかは割れたままで、それでも3試合の数字だけは誰も否定しない。そんな温度のスレだった。
用語・人名メモ
- ポイントガード — 試合を組み立てるガードのポジション。ナッシュはこの司令塔役として語られている。
- サンズ — アリゾナ州フェニックスに本拠地を置くチーム。2005年にナッシュを迎え、マーベリックスを6試合で下した。
- マーベリックス — テキサス州ダラスに本拠地を置くチーム。現在のHCはダスティ・メイ。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)