HoopsHype が「NBA 史上最高の国際出身選手 80 人」を発表したが、ランキングの根拠となる『国際出身』の定義が曖昧だとしてファンから異議が相次いでいる。
このランキングのトップは、ナイジェリア生まれで米国で成長したハキーム・オラジュワン (1980-90 年代 NBA を代表するセンター、2 度の MVP)。以下、ドイツのディルク・ノビツキ、ギリシャのヤニス・アデトクンボ (現在 NBA で最高峰の攻撃力を誇るウイング)、セルビアのニコラ・ヨキッチ (現デンバー・ナゲッツのセンター、2023 年 MVP) と続く。議論の中心は、スペインのパウ・ガソルが 6 位に入ったこと。メンフィス・グリズリーズやロサンゼルス・レイカーズで活躍した彼を、スロベニアのルカ・ドンチッチ (現マーベリックスのエース) やカナダのスティーブ・ナッシュ (2000 年代の MVP 級ポイントガード) より上に評価するのは不適切だという指摘が目立つ。
より根本的な問題は『国際出身』の定義にある。ハキームはナイジェリア生まれだが幼少期から米国で育ち、米国代表 (Team USA) でプレーした。同様にジョエル・エンビード (10 位、現フィラデルフィア・セブンティシクサーズのセンター) も米国で大学バスケをし、Team USA でプレーしている。ではなぜ彼らが『国際出身』として数えられるのか、明確な基準が示されていない。カナダやアフリカ出身でも米国の高校で育った選手をどう扱うかで、ファンの意見も割れている。
ランキング発表者は『FIBA (国際バスケットボール連盟) での活動も考慮した』と述べているが、中心は NBA での活躍に据えられているはず。パウはスペイン代表として五輪やユーロバスケットで複数のメダルを獲得し、国際試合での貢献は大きい。だが同じ論理なら、ルカやナッシュの国際試合での活動も同等に評価されるべきであり、ランキングの整合性が問われている。
巷の声
- 「これはエンゲージメント狙いの炎上記事だろう」
- 「定義が曖昧だ。カナダ出身でも米国の高校で育った選手は国際出身と言えるのか」
- 「パウより上にいるべき選手が 4 人いる。特にルカやナッシュは。こんなの不公平」
- 「FIBA の成績も加味するなら最初から言え。NBA メインなはずが矛盾してる」
用語・人名メモ
- ハキーム・オラジュワン — ナイジェリア生まれ、米国で成長したセンター。1980-90 年代 NBA を支配。2 度の MVP、2 度のチャンピオン
- パウ・ガソル — スペイン出身のセンター。グリズリーズやレイカーズで活躍。スペイン代表として国際試合でも多数メダル獲得
- ルカ・ドンチッチ — スロベニア出身。現ダラス・マーベリックスのエース。若い世代を代表する NBA スター
- スティーブ・ナッシュ — カナダ出身のポイントガード。2000 年代のフェニックス・サンズで 2 度の MVP を獲得
- FIBA — 国際バスケットボール連盟。五輪やワールドカップなど国際試合を統括する組織
グローバル化する NBA でスター選手の国籍背景が複雑化する中、『国際出身』の定義を問い直す契機となった。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)