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NBAコミッショナー、ブレイザーズの新アリーナ交渉は「軌道を外れたようだ」

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シルバー・コミッショナーが、ブレイザーズの本拠地アリーナをめぐる合意について進み具合に不満を示した。ポートランドのファンの間では、チームの移転を覚悟する声が出始めている。

発言があったのは7月14日、ラスベガスでのことだ。独立系メディアRose Garden Reportのショーン・ハイキン記者が、ポートランド市議会による1億2000万ドル (約180億円) の公的補助の承認だけで、ブレイザーズの将来は保証されるのかと尋ねた。シルバーは安心材料を示さなかった。新オーナーのトム・ダンドンとそのパートナーたちとラスベガスで話し、市の関係者とも話したと明かしたうえで、3月にポートランドで話した合意について「もっと進んでいると思っていたが、いろいろな面で軌道を外れたようだ」と述べた。未解決の論点が複数残っているとも語り、リーグ側は日々の担当者を置いて双方と調整し、長期的にポートランドに残れる形を探っているという。

背景として、公共放送OPBは、市議会が補助金の使い道の詳細を見ないまま採決に臨むと報じた。独立系のスポーツコラムニスト、ジョン・カンザーノ氏は、ダンドンらが書面でのやりとりをほぼ断ったと報じている。

スレの反応は、球団売却後に新オーナーが自治体へ巨額の負担を求める、スポーツ界でおなじみの構図への諦めと怒りに寄っている。チャージャーズのファンだというユーザーは「この展開は前に見た」と書き込んだ。バックスの例を挙げる声もあった。ハーブ・コールが売却の条件にアリーナ建設を義務づけ、自ら1億ドル (約150億円) を寄付したから今のバックスがあり、それがなければ同じ揉め方をしていたはずだ、という指摘だ。

巷の声

  • 「理事会は新オーナーを次々承認するのに、そのオーナーがすぐ球団を人質に取る。おかしな話だが、どうしようもない。」
  • 「新規参入は永遠にない。あるのは移転だけだ。」
  • 「バックスのファンは、ハーブ・コールが売却条件にアリーナ建設を課し、1億ドルを寄付したことをもっと感謝すべきだ。あれがなければ同じ騒ぎになっていた。」
  • 「ブレイザーズファンとして心の準備を始めている。チームを失えば、もうバスケを見られないかもしれない。」
  • 「「もっと進んでいると思っていた」は、シルバーの発言としては最大級に辛辣だ。」

シルバーが挙げた「未解決の論点」の中身は明かされておらず、市議会も補助金の使い道の細目を見ないまま採決に臨むと報じられている。

用語・人名メモ

  • 公的補助 — 自治体が税金からチームやアリーナの整備費用を出すこと。今回は市議会が1億2000万ドル (約180億円) の承認を検討している。
  • 移転 (リロケーション) — チームが本拠地の都市を離れ、別の都市へ移ること。アリーナ問題がこじれると持ち出されやすい。
  • Rose Garden Report — ポートランドのバスケを追う独立系メディア。ハイキン記者がコミッショナーに直接質問した。
  • 理事会 (Board of Governors) — 各球団のオーナーで構成されるNBAの意思決定機関。新オーナーの承認などを担う。
  • 新規参入 (エクスパンション) — リーグが新しいチームを加えて球団数を増やすこと。コメントでは移転ばかりで増えないという皮肉に使われた。

巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)