Stadium Rantは、2026年NBAドラフトで指名された新人5人のサマーリーグでの内容を取り上げ、評価が過大または過小になっていた可能性があると論じた。
同メディアによると、ディバンサとブーザーは上位指名の選手としての力をサマーリーグですぐに示した。そのうえで取り上げたのが、キャバリアーズが2巡目の34位で指名したメリーク・トーマスだ。トーマスはラスベガスのサマーリーグで得点トップに立ち、最初の3試合で平均28点超、3ポイント成功率は46%近くだった。オールサマーリーグ・ファーストチームにも選ばれ、デトロイト戦で30点、マイアミ戦で35点、シカゴ戦で24点を記録している。ただし1試合およそ20本のシュートを打つ、ボールを持つ機会の多い起用だった。同メディアは、キャバリアーズではすぐに同じようにボールを持てないだろうとみる一方、33人が先に指名されたのは疑問だとも書いている。
25位でマーベリックスに指名され、注目度が低かったセルジオ・デ・ラレアは、メンフィス戦で16点12アシスト、オクラホマシティ戦で14アシスト9リバウンドを記録した。オクラホマシティ戦の得点は2点にとどまったが、攻撃を組み立てたと同メディアは評価する。身長は約198センチ (6フィート6インチ) で、課題はジャンパーだとしている。47位でニックスに指名されたタイラー・ニッケルは、平均約12点、1試合9本超の3ポイントを打ち、成功率は4割を超えた。ブルックリン戦では3ポイント6本を含む18点、サンアントニオ戦では16点を挙げた。同メディアはドリブルからの創出は多くないとし、動きながら打つ3ポイントに役割を見いだす一方、守備でコートに残れるかが問題だとみている。
15位でブルズに指名されたデイリン・スウェイン (身長6フィート7インチ、約201センチ) は、ユタ戦でシュート9本すべてを外した。その後、右手首の痛みでクリーブランド戦を欠場しており、同メディアは痛みが以前の内容に影響した可能性があると指摘する。39位でニックスに指名されたドイツ出身のジャック・カイルは、デトロイト戦で19点4アシスト3スティールを記録し、ニックスのサマーリーグ初勝利に貢献した。同メディアは、サマーリーグは実力を示す場であると同時に、偽のスターや早すぎる失敗の烙印を生むこともあるとまとめている。
同メディアは、5人の本当の試験は実際のNBAで役割を与えられてから始まると位置づけている。
用語・人名メモ
- サマーリーグ — 新人や若手選手が出場する、シーズン開幕前の実戦形式の大会で、この記事ではラスベガスでの大会を指す。
- ドラフトの指名順 — 新人選手を各チームが順番に指名する制度で、2巡制で各巡30人が指名される。34位や39位、47位は2巡目、15位や25位は1巡目にあたる。
- ピックアンドロール — ボールを持つ選手と味方がスクリーンを使って守備を崩す、基本的な攻撃の形。
- 使用率 — 選手がシュートなどでボールを扱い、攻撃を終わらせる割合のこと。この記事ではトーマスが1試合約20本を打った点を指す。
出典: Stadium Rant