フィラデルフィア・76ersが予測市場のKalshiと複数年契約を結び、NBAのチームとして初めて「公式予測市場パートナー」を名乗ることになった。賭け事とリーグの距離がまた一段縮まった、少しざらつく手触りのニュースだ。
マイク・バークノフ記者が伝えたところによると、76ersは予測市場を手がけるKalshiと複数年の契約を締結。球団は「NBAチームで初の公式予測市場パートナー」だと自ら表明している。予測市場とは、試合の勝敗や出来事の成否をYES/NOの契約として売買する仕組みで、ギャンブルと投資の境目にあるサービスだ。
注目点は順番にある。NBA自体が今週Kalshiをパートナーに迎えたばかりで、76ersはその流れに乗った最初のチームになる。リーグ全体の看板が掲げられた直後に、球団単位の提携が続いた格好だ。
現地の反応は冷たい。スレッドでは「これが恥ずべきことだと認められる日を生きて見たい」という皮肉が最上位に立つ。誰もが勝ち自慢をするがデータでは97%が負けていて、勝っているのは1日に何百回も賭ける高頻度アルゴリズムを回す連中だ、という指摘も並ぶ。恥の意識は消えていないが、トイレに座ったまま妻にも知られずスマホで賭けられる、という実感も語られている。
カナダのオンタリオ州でポリマーケットが止められた件を「政府にしては珍しい正解」と評価する声もあったが、すぐに別のファンが「あれは州政権ではなく独立規制機関のオンタリオ州証券委員会が、現政権以前の法律を執行したものだ」と訂正を入れていた。スレ主の投稿によれば、76ersにはレブロン・ジェームズが在籍し、同選手はKalshiの競合であるポリマーケットと提携しているという。所属チームが予測市場と組み、看板選手が別の予測市場と組むという皮肉な構図が、この話題の温度をさらに上げている。
巷の声
- 「いつかこれが「恥ずべきこと」として扱われる日が来るのを、生きて見届けたいね。」
- 「みんな勝った話ばかりするけど、データでは97%が負けている。勝っている人の多くは、1日に何百回も賭ける複雑な高頻度アルゴリズムを回している連中だよ。」
- 「恥の意識はまだあるよ。でも今はトイレに座ったまま、妻にも気づかれずにスマホで賭けられるんだ。」
- 「アダム・シルバーもスポーツベッティングも予測市場も、見ているだけで悲しくなる。オンタリオがポリマーケットを禁じたのは、政府にしては珍しい正解だった。」
- 「オンタリオの禁止はダグ・フォード州政権の手柄じゃない。独立した規制機関のオンタリオ州証券委員会が、今の政権より前の法律を執行して止めたんだ。フォードならむしろ大喜びで招き入れていたよ。」
契約を発表したチームの看板選手が、ライバルの予測市場と手を組んでいるという落ちまで付いて、現地のモヤモヤはしばらく晴れそうにない。
用語・人名メモ
- 予測市場 — 試合の勝敗や出来事の成否をYES/NOの契約として売買するサービス。的中すれば配当が出るため、賭け事に近い性質を持つ。
- Kalshi — 予測市場を運営するアメリカの企業。今回NBAと76ersが相次いで提携を発表した。
- ポリマーケット — Kalshiと同じ予測市場のプラットフォーム。スレ主の投稿によれば、レブロン・ジェームズが提携している。
- オンタリオ州証券委員会 — カナダ・オンタリオ州の独立した金融規制機関。現地でポリマーケットを止めた主体としてコメントで名前が出ている。
- 76ers — フィラデルフィアを本拠地とするNBAチーム。記事ではレブロン・ジェームズが在籍する球団として登場する。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)