ケビン・デュラントがレブロン・ジェームズの76ers移籍を自身のウォリアーズ移籍と比べた発言をめぐり、元チームメートのクレイ・トンプソンが、自分の名前を比較に使われたことに異議を唱えた。ニューヨーク・タイムズが伝えた。
ニューヨーク・タイムズによると、発端はデュラントが土曜日にUSAバスケットボール財団のチャリティー行事で記者から76ers移籍への意見を問われたことだった。37歳のデュラントはレブロンのために喜んだと述べ、勝つ可能性の高いチームに行くのは良い決断で、フィラデルフィアはファンも市場も素晴らしいと語った。76ersが優勝候補かと問われると「もちろん」と答え、20点を取れる選手を3人並べたら不公平と言われたのが自分のいたチームで、今回の76ersには25点を取れる選手が4人いると話した。この時点では、ウォリアーズとは名指ししていなかった。
その後デュラントはインスタグラムで、両チームを比べるコメントへの返信として元チームメートの名前を挙げた。比較にならないとした上で、ジョエル・エンビードは最近MVPを獲得し、ジェイレン・ブラウンは最近のファイナルMVP、タイリース・マクシーは過去3年でオールスターに選ばれたと書いた。一方でトンプソンはMVP候補になったことがなく22点、ドレイモンド・グリーンは14点・7リバウンド・6アシストで、ステフィン・カリーはエンビードが2023年に取ったのと同じくMVPだと書き、ウォリアーズが紙の上で上とは思えないと結んだ。これに対しマーベリックス所属のトンプソンは、Bleacher Reportの画像をインスタグラムのストーリーに再投稿し、デュラントをタグ付けして、元気かと問いかけた上で、なぜ自分の名前を使うのかと書いた。
デュラントが2016年に加わったウォリアーズは、73勝 (82試合中73勝) を挙げたチームで、前のシーズンのウェスタン・カンファレンス決勝でデュラントの所属するサンダーを破っていた。このためデュラントの移籍は強い批判を受けた。デュラントは前季28.2点で、加入前のカリーは30.1点、トンプソンは22.1点 (いずれも2015-16シーズン) だった。グリーンは2016-17シーズンに最優秀守備選手賞を受賞し、チームは3年連続で決勝に進んで最初の2回は優勝した。いずれもレブロンとキャバリアーズが相手だった。デュラントはネッツでも2019年にカイリー・アービングと加入し、2021年1月にジェームズ・ハーデンが加わったが、3人が一緒にプレーしたのは16試合だった。
デュラントは76ersよりウォリアーズが紙の上で上だとは思わないと書き、トンプソンは比較に自分の名前を使われることに異議を示している。
用語・人名メモ
- 76ers — ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠地とするNBAチームで、読み方は「セブンティシクサーズ」。
- MVP — 最優秀選手賞のことで、シーズンを通じて最も活躍した選手に贈られる賞。
- ファイナルMVP — NBAの優勝を決めるファイナルで、最も活躍した選手に贈られる賞。
- ウェスタン・カンファレンス決勝 — NBAは東西2つのカンファレンスに分かれ、その西側の優勝を決める大一番で、勝てばファイナルに進む。