話題

ニックス、優勝リングの案内は従業員向けの訓練メールだったと球団が認める

The New York Times

ニューヨーク・ニックスが従業員に優勝リングの案内メールを送ったが、リンク先は必須のサイバーセキュリティ講座だったと報じられた。ニックスを運営するマディソン・スクエア・ガーデン (MSG) は、フィッシング攻撃を想定した模擬訓練メールだったと説明し、リングを案内に使ったのは誤りだったと認めた。

出典は The New York Times の論説コラムで、The Athletic の報道を引用している。球団は従業員に優勝リングの案内を送り、デザインを2択から選ばせようとしたが、リンク先は必須のサイバーセキュリティ講座だったと、球団関係者の話として伝えられた。MSG は、ハッキング事案を受けて社員のセキュリティを強化するため、フィッシング攻撃を想定した模擬訓練メールを送ったと説明した。

The Athletic の報道では、長年勤めてきた従業員の一部 (業務部門を含む) はリングを受け取れないという。これに対し MSG は、選手・コーチ・従業員らに275点以上の指輪・宝飾品を贈り、総額は370万ドル (約5億5,500万円) を超えると発表した。翌日の第2声明では、リングに関して誤った情報が多く出ていると主張したが、The Athletic の報道内容は否定せず、従業員とファンへの謝罪を盛り込んだ。

コラムによると、開幕戦の式典では、アシスタントコーチが空のリングケースを受け取ったことにも不満が出たという。ニックスは前シーズン、53年ぶりの優勝を果たしたとされる。コラムは、オーナーのドラン氏がこの件で対応を誤ったと批判的に論じている。

MSG は第2声明で誤情報があると主張したが、The Athletic の報道内容は否定していない。

用語・人名メモ

  • フィッシング — 偽のメールやサイトで、IDやパスワードなどの情報をだまし取る手口。
  • チャンピオンリング — 優勝したチームの選手やスタッフなどに贈られる指輪。
  • マディソン・スクエア・ガーデン (MSG) — ニューヨーク・ニックスを運営する企業で、ニューヨークの同名のアリーナも持つ。
  • ドラン — ニックスのオーナー。材料では球団の運営方針を巡って批判されている。

出典: The New York Times