MSG Sports は、ニックス (NBA) とレンジャーズ (NHL) を別々の上場会社に分けると正式に発表した。ニックス側の取締役会には、元球団社長兼ヘッドコーチのアイザイア・トーマスが加わる。
BasketNews.com によると、MSG Sports は取締役会が分離を承認したと発表した。分離は今年の初めから検討されてきた。MSG Sports は MSG Knickerbockers Corp. となり、ニックスと G リーグ (NBA の下部リーグ) のウェストチェスター・ニックスを保有する。もう一方の MSG Rangers Corp. は、レンジャーズと MSG の練習施設、レンジャーズ傘下の AHL (NHL の下部リーグ) チームであるハートフォード・ウルフパックを運営する。ジェームズ・ドーランは、分離後も両社の執行会長兼 CEO を務める。
同紙によると、ニックスの取締役会にはトーマスが加わる。トーマスは2003年から2008年まで、ニックスの球団社長とヘッドコーチを務めた人物だ。役割は経営面に限られ、バスケットボール運営の権限は持たない。同紙は、これが退任後で初めての、球団との公式なつながりだと伝えている。
同紙はトーマス政権期を、球団史の中でも特に厳しい時期だったと位置づけている。年俸総額の管理が行き届かず、実績の乏しい選手に大型契約を出したと指摘する。5年間の成績は112勝216敗だった。在任中には、元ニックス幹部のアヌーチャ・ブラウン・サンダースがトーマスと MSG をセクハラで提訴し、1150万ドル (約17億2500万円) で和解している。ニックスは現在、リーグ王者として新シーズンを迎える。
トーマスの役割は経営面に限られ、バスケットボール運営の権限は持たない。
用語・人名メモ
- MSG Sports — ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンに関わるスポーツ企業で、ニックスとレンジャーズの親会社にあたる。
- レンジャーズ — ニューヨークを本拠地とする NHL (北米のプロアイスホッケーリーグ) のチーム。
- G リーグ — NBA の下部にあたるリーグで、ウェストチェスター・ニックスはニックス傘下のチーム。
- アイザイア・トーマス — 2003年から2008年までニックスの球団社長兼ヘッドコーチを務めた人物。今回、取締役会に加わる。
出典: BasketNews.com