優勝バナーを掲げる祝祭の開幕戦に、チケット価格の炎上が水を差した。ニックス側は価格設定のミスを認め、販売を一時停止すると発表している。
発表したのはニックスを傘下に持つMSG Sportsで、木曜に当初の価格設定に「ミス」があったと認めた。昨季の価格に戻し、値上げは平均12%にとどめるとされる。声明では、忠実なファンに過剰な請求をするつもりは決してなかったと述べ、ファンの支持と辛抱に感謝したという。
発端は水曜の発売開始だった。ニックスは開幕戦で優勝バナーを掲げる。この式典は53年ぶりのことだ。相手は76ersで、日付は10月20日。ニックス担当のトミー・ブリーア記者が指摘した投稿によると、この試合の最安席は1000ドル (約15万円) を超えていた。上階の400番台の席が1枚1039.50ドル (約16万円) で、4人家族なら4158ドル (約62万円) になる。しかも転売ではなく、Ticketmasterを通じてMSGが直接売る通常販売の価格だった。
反応では、高くなるのは当然だという擁護も出た。開幕戦で、優勝バナーの式典があり、宿敵との一戦で、遠方からも観客が来られる距離だという理屈だ。レブロン・ジェームズ (76ersのフォワード) の新チームでの初戦になるという指摘もあった。一方で、3月の昼の試合でも500ドル (約7万5000円) 以上だったと振り返るファンや、76ersのホーム開幕戦も下層階で1400ドル (約21万円) ほどだったと記憶するファンもいて、開幕戦に限らない高値への不満がにじんだ。
巷の声
- 「転売業者が二次市場で付けるはずだった値段を、うっかり公式の販売ページに載せてしまったのでは。」
- 「3月の昼の試合でも500ドル以上だった。MSGはTicketmasterで需要に応じて価格を動かしていて、シーズンチケットが無い限り、ガーデンに手頃な席は無いと感じる。」
- 「ニックスファンは住宅ローン並みの金を払って上階席に座るのに慣れていると思っていたので、これほど反発が出たのが意外だ。」
- 「「そんなに安く値付けしていたとは気づかなくて、すみません」ということらしい。」
- 「普通の収入のファンは、チームが弱い時しか試合を観に行けない。強くなった途端に値段が上がって、締め出される。」
販売の再開時期と、開幕戦の最安席がいくらに落ち着くのかは、今回の発表の範囲ではまだ分からない。
用語・人名メモ
- MSG (マディソン・スクエア・ガーデン) — ニューヨークにあるニックスの本拠地アリーナ。MSG Sportsはその運営側の会社として、今回の声明を出した。
- Ticketmaster — チケット販売の大手サービス。今回の高額席は、この販売サイトを通じてMSGが直接売っていた。
- レブロン・ジェームズ — 76ersのフォワード。コメントでは、この開幕戦が新チームでの初戦になるという指摘が出た。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)