ウォール・ストリート・ジャーナルによると、レイカーズを買収する投資家グループが、10年以内に球団評価額が300億ドル (4兆5000億円) 以上になるとの見通しを投資家向け資料に盛り込んだ。強気の想定では最大620億ドル (9兆3000億円) とされる。
ジョシュア・クシュナー率いるスライブ・キャピタルと、元ディズニーCEOのボブ・アイガーが率いるグループは、先月、マーク・ウォルターからレイカーズを買収することで合意した。球団評価額は125億ドル (1兆8750億円) だった。ウォール・ストリート・ジャーナルが確認した資料は、スライブが見込み投資家に示しているもので、海外展開と地元向けの新たな放映権ビジネスを成長の柱に挙げている。
基本の想定では、放映権料が倍増することを前提に、評価額は10年以内に300億ドル (4兆5000億円) 以上になる。収入は2026年の6億8100万ドル (1021億5000万円) 見込みから、2037年末までに16億ドル (2400億円) 以上へ、調整後EBITDA (利払い・税・償却前の利益) は約1億2900万ドル (193億5000万円) から5億8900万ドル (883億5000万円) 超へ伸びるとしている。NBAの放映権は2024年に11年総額770億ドル (11兆5500億円) で契約されており、資料は契約更新時にこれが再び倍増するとみている。
短期の施策として、2028年までに約1億5000万ドル (225億円) の増収機会を挙げた。その中心は、ブローカーが握る約6000枚のシーズンチケットを1試合ごとの販売に戻す案で、平均チケット価格は217ドル (3万2550円) から361ドル (5万4150円) に上がると見込む。ほかに、新規スポンサー契約で4000万ドル (60億円) から7500万ドル (112億5000万円)、運営コストの効率化で2000万ドル (30億円) 以上を見込んでいる。
資料は、放映権料が契約更新時に倍増することを基本の想定の前提としている。
用語・人名メモ
- 放映権料 — テレビや配信での試合中継の権利に対して、放送局や配信会社が支払うお金のこと。
- 調整後EBITDA — 利払い・税・償却を引く前の利益を示す指標で、企業の稼ぐ力を見るときに使われる。
- シーズンチケット — 1シーズンの本拠地試合をまとめて買う年間券のこと。
- レイカーズ — カリフォルニア州ロサンゼルスを本拠地とするNBAのチーム。
出典: RealGM Wiretap