レイカーズの買い手グループが投資家に見せた資料から、転売業者の年間席を取り戻して単発チケットの平均価格を大きく引き上げる計画が明らかになったと報じられ、現地ファンは早くも冷めた目を向けている。
米経済紙WSJが、資料の写しを確認したとして報じた。資料は、ジョシュア・クシュナーが率いる投資会社Thrive Capitalが投資家向けに回覧しているもので、買い手側は10年以内に球団の評価額をほぼ3倍にできると説明しているという。収入は2026年に6億8100万ドル (約1020億円) の見込みで、2037年末までに16億ドル (約2400億円) 以上へ増やす目標が示されたとされる。
目玉の一つが、ブローカー (転売業者) が握っている約6000枚のシーズンチケットの回収だ。これを単発販売に回すことで、単発チケットの平均価格を217ドル (約3万2550円) から361ドル (約5万4150円) に引き上げる計画だという。こうした施策などで、2028年までに約1億5000万ドル (約225億円) の増収を見込むとされている。レイカーズのチケット価格は、すでに上がり続けていたとも伝えられている。
反応は冷ややかだ。中西部に住むファンは、自分の物価感覚が沿岸部とは違うと断りつつ、バスケの1試合に300ドル (約4万5000円) 超は理解できないと書いた。また、スレタイに名前が出た買い手側の一人について、ディズニーでやったことをここでも繰り返すなら中間層は締め出される、と心配する声も出ている。
巷の声
- 「中西部に住んでいるから相場感が沿岸部とずれているのは承知しているが、バスケの1試合に300ドル (約4万5000円) 超は正気とは思えない。」
- 「天才的な金融家たちが、値上げで収入を増やすという画期的な計画を思いついた。なぜ今まで誰も考えなかったのか、という皮肉。」
- 「2時間のバスケに400ドル (約6万円) を払うくらいなら、クシュナー家が地獄に落ちる方が先だ。」
- 「アイガーがディズニーでやったことをここでもやるなら、中間層のファンは完全に締め出される。」
- 「あれ、もう自分はレイカーズファンじゃなくなったのか、という半ば冗談のぼやき。」
示されたのは投資家向け資料の上の見通しにすぎず、単発チケットの値上げが実際に通るかどうかは、ファンが払い続けるかにかかっている。
用語・人名メモ
- Thrive Capital — ジョシュア・クシュナーが率いる投資会社。レイカーズの買い手側の投資家向け資料を回覧していると報じられた。
- ブローカー保有のシーズンチケット — シーズンチケットは1シーズンの主催試合をまとめて買う通年券。ブローカーはそれを確保し、試合ごとに転売する業者で、買い手側はこの枠を取り戻して単発販売に回す計画だ。
- EBITDA — 利払い・税・減価償却の前の利益のこと。事業そのものの稼ぐ力を見る指標として、企業や球団の価値を語るときによく使われる。
- 球団評価額 — 球団の資産としての価値の見積もり。買収や売却の際に基準になり、今回の資料は10年以内にほぼ3倍にする目標を掲げているとされる。
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)