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「一夜の成功のために一生働いてきた」という記者パブロ・トーレの言葉をきっかけに、r/nbaで彼の経歴を称えるスレが立った。通好みの小ネタながら、コメント欄は終始温かい空気だ。
スレ主がまとめた経歴によると、トーレはニューヨーク生まれで、両親はフィリピン系移民の医師。ハーバードを優秀な成績で卒業し、弁護士になるつもりだったが、法科大学院の入学試験 (LSAT) に失敗し、「一時的な」つもりでスポーツ・イラストレイテッド誌の事実確認の仕事に就いたという。2009年に書いた選手の破産を扱う記事で注目を集め、2012年にESPNへ移ったと整理されている。
ESPNではテレビ出演を重ね、2020年からは看板ポッドキャストESPN Dailyを担当して700回超を配信。2023年にESPNを離れて自分の番組 (パブロ・トーレ・ファインズ・アウト、略してPTFO) を立ち上げた。スレ主によれば、この番組は2025年にベリチックとジョーダン・ハドソンをめぐる件や、レナードとクリッパーズ、アスピレーションをめぐる件を報じる調査報道の場に育ち、2026年にオーディオ報道部門でピュリッツァー賞を受賞した。スレ主自身はタイトルの言葉に皮肉 (/s) を添えつつ、「彼は間違いなく下積みを重ねてきた」と称えている。
コメントでは、ESPN Dailyを毎回聴いていたというファンが、番組を手放すと聞いたときは後悔するのではと思ったが、良いものを捨てて更に良いものを取りにいく人生だったと振り返っている。選手の破産の記事が有名だったことを今回初めて知った、という声もあった。
巷の声
- 「トーレは例外的な存在だと思う。賢く、粘り強く、勇気がある人は少ない。NBAと世界有数の富豪を敵に回せる記者は、ほとんどいない」
- 「冒頭で移民の子と持ち上げておいて、読み進めると親は医者。そこに笑ってしまった」
- 「ハーバードを優秀な成績で出てLSATに失敗するのはすごい。50ドルくらいだし、もう一回受ければいいのに」
- 「「ESPNの鉱山」は、バブルの選手が缶詰にされたリゾートと並ぶ名言」
- 「レイカーズとクシュナーの件も、彼に掘ってほしい」
「一夜の成功」の裏には長い下積みがある、というのがスレの結論で、皮肉のはずのタイトルは、最後には愛情表現として読まれていた。
用語・人名メモ
- ピュリッツァー賞 — 米国の報道や文学などに贈られる権威ある賞。トーレはオーディオ報道部門で受賞したと、スレ主は書いている
- PTFO — トーレがESPNを離れて始めた番組「パブロ・トーレ・ファインズ・アウト」の略称
- LSAT — 米国で法科大学院に入るための統一試験。トーレは弁護士を目指していたが、これに失敗したとスレ主は書いている
- ESPN Daily — ESPNのポッドキャスト番組。スレ主によれば、トーレは2020年にこれを引き継ぎ、700回超を担当した
- バブル — シーズン中に選手が特定の施設に隔離されて試合を行った特別な運営方式。コメントではESPNでの下積みの比喩に使われた
巷の声は r/nba のスレからの意訳。出典: 元スレ (reddit)